勝田文博

Katsuta Fumihiro

身近な草花をスケッチしてデザインすることを大切にしながら、草花をモチーフにした和紙染技法を活かして、草花の表情や季節感を表現している。生活を潤いのあるものにする様々な使いやすい器作りを心がけて創意工夫している。また素地には化粧土の流れの変化の味わいを生掛けすることによって出している。地元で採取した鉱物を精製して絵具として使用し、自然の色合いを生かしている。佐賀玉屋や嬉野温泉大正屋では和紙染作品が常設展示されている。

また元寇の際に伝えられた地元尾崎焼の復興に携わり、手焙火鉢や風炉や香炉や筆立などの現代の生活に生きた尾崎焼を目指している。地元の小学校で毎年尾崎焼の講義と作陶体験を指導させていただき、伝統ある尾崎焼の啓蒙復興に力を注いでいる。

作陶歴

Artist Biography

日本伝統工芸展や西部伝統工芸展に毎年新作を出品し続け、工芸会の正会員展や佐賀県陶芸協会展などで東京・大阪・名古屋などの展覧会に出品している。
これまで、難波高島屋、銀座松屋、福岡玉屋、天神岩田屋、久留米井筒屋などで個展を行い、地元では、佐賀玉屋で個展を開催し、窯元での窯出し展示会を毎年、春秋の2回行っている。

受賞歴

Principal Award History

西部工芸展福岡教育委員会賞、福岡市長賞、奨励賞 神埼市教育功労者表彰
尾崎焼 日の隈窯おさきやき ひのくまがま
住所
842-0015
神埼市神埼町尾崎4555-1
TEL
0952-53-3018
FAX
0952-53-3018

作品